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「祖国」北朝鮮への修学旅行ドキュメンタリー映画 22日に上映−下関
2017年9月13日(水)掲載
自主上映会に来場を呼び掛ける(右から2人目の)李光武実行委員長ら=12日、市役所
朝鮮学校の生徒が修学旅行で「祖国」の北朝鮮を訪れた様子を描いた長編ドキュメンタリー映画「蒼(そらいろ)のシンフォニー」の自主上映会が22日、竹崎町のシーモールシアターである。主催する山口朝鮮初中級学校(神田町)の保護者や教員らでつくる実行委員会は「朝鮮情勢が緊迫化する中、上映自体をマイナスにとらえる声も多いが、今だからこそ多くの市民の方々に見てほしい」と話す。

茨城朝鮮初中高級学校の修学旅行に3年前、朴英二監督が密着。日本で生まれ育ち、祖国を初めて肌で感じた生徒が、平壌の人々と触れ合い、軍事境界線で南北分断の現実を目の当たりにする姿などを収めている。映画は昨年4月に公開された。

12日に実行委メンバー4人が市役所を訪れ、山口朝鮮初中級学校OBの李光武実行委員長(52)が「朝鮮学校と祖国との関係性について歴史的経緯も含めて考えてみようとの思いで製作された作品」と紹介。子どもが同校を卒業した金明善さん(45)は「情勢が緊迫化する中、子どもたちは『スパイ養成学校』といった言葉を浴びることもあり、つらい思いをしている。作品を通じてメディアで目にすることのない北朝鮮の内情を知っていただき、子どもたちの目線で感じた純粋な思いも共有してほしい」と来場を呼び掛ける。

上映は午後2時、同7時からの2回で、定員各138人。料金は1500円(高校生以下は無料)。各回の上映後に朴監督が映画に込めた思いなどを話すトークイベント(約30分)がある。チケットは同校などで販売し、当日券もある。問い合わせは同実行委(電話090・1356・2832)へ。
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