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無形民俗文化財「腰輪踊り」、防府・鈴屋地区児童が練習
2017年9月14日(木)掲載
伝承者から腰輪踊りの動きを教わる子どもたち=12日夜、防府市
防府市鈴屋の宇佐八幡宮(石村守宮司)で10月1日に開かれる秋の例大祭に向け、地元の子どもたちが市指定無形民俗文化財の「腰輪踊り」の練習に励んでいる。鈴屋と奈美両地区が隔年で担当し、今年は鈴屋に住む小野小学校2〜6年の男子児童12人が奉納する。

腰輪踊りは1493年、将軍・足利義稙が大内義興を頼って周防国に逃れた際に戦勝祈願で奉納したのが始まりとされる。「胴取り」と「棒使い」計4人を中心に、「鉦鼓(しょうこ)たたき」の8人が円陣を組み、色とりどりの腰輪を着けて12通りの踊りを披露する。

子どもたちは8月末から夜1時間半の練習を十数回こなす。12日に鈴屋公会堂であった練習では、踊りの継承者から指導を受けながら、約20分間に及ぶ全体の流れを確認。今後は腰輪や衣装をまとって、動きを体に染み込ませる。

奉納は戦時中に途絶えたが、1956年に鈴屋で、84年に奈美で復興。保存会の山崎均会長(60)は「児童数は年々少なくなるが、続けなくてはいけない。細かい動きもしっかり伝えたい」と話した。

例大祭は午前11時から境内で行われ、腰輪踊りの奉納は同11時半の予定。餅まきや子どもみこしなどもある。
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