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新庁舎は旧上関小跡に 上関町、議会に案示す
2017年9月14日(木)掲載
老朽化で移転新築する予定の上関町役場本庁舎=13日
上関町は13日、老朽化に伴い移転新築する方針の町役場新庁舎の建設予定地を、旧上関小学校跡地とする案を町議会全員協議会に報告した。現地調査の上、建設スケジュールや事業費を決める。

町総務課によると、現在の町役場は4カ所に機能が分散している。1956年建設の本庁舎をはじめ各庁舎の老朽化や耐震性に問題を抱えているため、利便性の向上を合わせ4カ所の機能を集約した新庁舎の建設を計画。柏原重海町長は2010年に町庁舎建設検討委員会を再度設置し、建設予定地などを諮問していた。

しかし、2011年3月の東日本大震災の発生で建設計画は一時中断。上関原発の固定資産税などを新庁舎の維持管理費に充て込んでいたことや公共事業を見直したことが影響した。

防災拠点となる本庁舎の老朽化が著しく、小中学校の校舎建設や総合文化センター建設などの大型事業が完了したため、建設計画が再始動。今年8月に同委員会が3カ所の候補地から選定し、建設予定地を旧上関小跡地とする答申書を柏原町長に提出した。

同跡地は本庁舎そばの海抜約10メートルの高台にある。敷地面積約4100平方メートルと十分な広さがあり、渡船場近くで島民の利便性が高いことなどから選ばれた。

同委員会が13年3月に策定した基本構想では新庁舎の建設費は6億円と想定。町は新庁舎の建設を見据え約9億円の基金をこれまでに積み立てている。一方、予定地周辺の道路の整備や資材高騰などから事業費は不透明なため、町は「財政状況を見極めながら慎重に進めたい」としている。
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