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港湾運営会社を月内設立 徳山下松港、バルク港湾で全国初
2017年9月14日(木)掲載
山口県は、国際バルク戦略港湾に選定されている徳山下松港の三つの埠頭(ふとう)を一体的に運営する港湾運営会社を今月末に設立する。村岡嗣政知事が13日の定例会見で明らかにした。港湾運営会社の設立はバルク港湾では全国で初めて。

港湾運営会社は資本金5千万円で県が51%、残りの49%をコンビナート企業7社が出資する。15日に県庁で第2回の設立準備会を開き、会社名や本店所在地、定款などを決める。本年度内に税制優遇措置が受けられる特定貨物輸入拠点港湾の指定を目指している。

港湾運営会社を核に、大型船舶を用いた石炭の共同輸送など企業間連携を促し、コスト削減を図る。2020年度末までにケープサイズ級(最大20万トン)の大型船舶が入港できるようにし、2カ所の港で荷揚げをする共同輸送を実現させたい考えだ。

県とコンビナート企業7社は2月に港湾運営会社設立準備会を設置し、検討を重ねてきた。

徳山下松港は16年度に国際物流ターミナル整備事業が新規採択され、国の直轄事業で公共施設では全国最大となる水深19メートルの桟橋を下松地区に設置するなど、大型船舶が入港できる環境整備が進められている。

村岡知事は「原料のコストを下げることは国際競争力を高める上で重要。ハードができても運用がうまくできるかが重要で、モデル的な取り組みとして港や企業が連携できるよう、うまく調整していきたい」と意欲を示した。
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