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防府の「山頭火ふるさと館」来月7日オープン
2017年9月29日(金)掲載
山頭火ふるさと館の常設展示室。山頭火の生涯や句を紹介する
山頭火の直筆の「七句集」や、句を表示するプロジェクションマッピングも=防府市
防府市が整備した同市出身の自由律俳人、種田山頭火(1882〜1940年)の顕彰施設「山頭火ふるさと館」は10月7日にオープンする。同日は記念式典を開き、7〜9日は入館を無料にする。

常設展示室は山頭火の生涯をパネルや句で紹介し、七つの句集(七句集)や友人に宛てたはがき、家業の酒造場で使われた酒だるなどの資料22点が並ぶ。句集や日記はデジタル化し、活字や解説と併せて端末で読める。特別展示室では有名な「分け入つても 分け入つても 青い山」など直筆の書も展示する。

市民の交流スペースで無料開放する「ふるさと展示交流室」は、1時間510円で専用使用することも可能。

同館は国史跡・萩往還に接し、防府天満宮や山頭火生家跡に近い同市宮市町に建設。木造・鉄筋コンクリート造りの併用構造で一部2階建て。延べ床面積は約590平方メートル。総工費は約4億9千万円。市文化振興財団が指定管理者として運営する。

市は当初、2014年の開館を目指していたが、用地取得費や施設規模など市議会との調整などで大幅に遅れた。西田稔館長は「長い年月がかかったが、山頭火が防府を出て今年で101年になり『お帰りなさい』という気持ち。地元の方にも全国のファンにも、山頭火の魅力を発信していきたい」と話している。

7日は午前10時に近くの市まちの駅うめてらすで記念式典があり、開館は午後2時から。同3時から学芸員によるギャラリートークがある。

開館は午前10時〜午後6時で、火曜休館。10日以降の観覧料は300円(小中高生は150円)。問い合わせは、同館(電話0835・28・3107)へ。
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