山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

周南・須々万中で避難所の運営訓練 防災意識新た
2017年10月4日(水)掲載
避難者役の1、2年生を誘導する3年生=3日、周南市
周南市の須々万中学校(内山昭博校長、128人)3年生45人が3日、地震の発生を想定し、体育館で避難所を運営する訓練をした。地域住民約20人と1、2年生を避難者役に、避難者名簿の作成や被害状況の把握、水と非常食の配布など実践的な訓練に臨んだ。県防災危機管理課によると、中学生が避難所を運営する訓練は全国的にも珍しく、県内では同校のみ。

3年生は受付・被災者管理、情報処理、救護衛生、避難者誘導、物資調整・給水給食、総務の6班に分かれて避難所を運営。受付で避難者の名前と居住地を聞いて避難者名簿を作り、10地区の居住地ごとに誘導した。「耳が不自由」「外国人」「歩行困難」など避難者の事情によって筆談や身ぶり手ぶり、介助を付けるなど思いやりの対応を取った。

情報処理と総務班は、被害状況をホワイトボードに書き出し、水や非常食、毛布などの生活物資を確認して足りない物資をリストアップ。避難者にアンケートを取って健康状態の把握などを積極的に行った。訓練の最後は、各班長が自治会長役の教諭にこれまでの活動と現状を報告し、運営を引き継ぐまでの流れを体験した。

担当の河村祐介教諭は「須々万は中山間地域で孤立しがちなので、最初の避難所運営は生徒がやる可能性がある。生徒に自分たちに何ができるのか考えてもらいたい」と話した。

同校は、東日本大震災をきっかけに4年前から防災意識を高める取り組みに力を入れ、避難所運営の訓練は昨年に続き2回目。
戻る
山口新聞ホームへ

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp