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サルの健康食考案 ときわ動物園に奨励賞
2017年10月4日(水)掲載
宇部市則貞のときわ動物園が、飼育するサルの健康を考えた食物選択で、動物園や水族館の取り組みを評価する「エンリッチメント大賞2017」の奨励賞を初めて受賞した。

昨年3月にグランドオープンした同動物園は、生息環境を再現した展示スペースなどで、霊長類(サル)16種141匹を含む動物35種294匹を飼育している。

サルはバナナを食べるイメージが強いが、生息環境によって食べ物や消化器官の構造が異なる。同動物園は海外の動物園が出版した資料などを参考にして餌を改善。果物と根菜が中心だった餌から、タンパク質と食物繊維の割合を増やして糖質を抑えた内容に変更した。トクモンキーは個体間の差が大きかった体重が群れの中で均衡化、シシオザルは毛並みが見違えるほど美しくなったという。

宮下実園長は「生活の質改善につながる飼育担当者の地道な努力の成果を評価していただいた。さらなる発展を期待してほしい」などとコメントした。

エンリッチメント大賞は、動物の生活環境の改善に取り組む動物園や水族館の飼育担当者を評価し、応援しようと、NPO法人・市民ZOOネットワークが2002年から毎年実施。本年度は35件の取り組みに推薦があり、大賞1件、奨励賞2件が決まった。
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