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かんきつ生産地維持へ 周防大島ファーム設立
2017年10月5日(木)掲載
周防大島ファームの看板をかける役員=周防大島町
県内最大のかんきつ生産地、周防大島町のJA山口大島は、生産者3人と共同出資した株式会社「周防大島ファーム」を設立した。栽培や後継者の育成などに取り組み、産地の維持を目指す。

同町久賀のJA山口大島本所で設立記念式があり、関係者約20人が出席。社長に就任した同JAの吉村基組合長が「生産者と生産量が減少しており、産地の維持と再生が喫緊の課題。かんきつ生産の一翼を担う取り組みを行い、経営のモデルとなる使命がある」とあいさつし、取締役に就任した生産者3人と本所玄関に看板を設置した。

同社の事業は、高齢化などで継承が困難となった優良な農地を借りてのかんきつ生産、剪定(せんてい)や消毒などの農作業受託、新規就農者の教育・育成が柱となる。本年度は2ヘクタールで400万円、2026年度は20ヘクタールで1億140万円の売り上げを目指す。生産は就農希望者の研修も兼ねており、研修後は同社での雇用や新規就農も後押しする。資本金は500万円で同JAが99%出資した。

同町はかんきつの県内生産の8割以上を占める一大生産地。一方、現在の栽培農家は1410戸、栽培面積600ヘクタールと微減傾向で、生産量は最盛期の1970年代から10分の1ほどに落ち込んでいる。
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