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首都圏で売り込み強化 山口FGが「地域商社」設立
2017年10月12日(木)掲載
式典後に握手を交わす吉村猛頭取(右)と村岡嗣政知事=11日、下関市
山口フィナンシャルグループ(FG、下関市)は、「地域商社やまぐち」を設立した。民間のノウハウを生かして県産品をブランド化し、首都圏への売り込みを支援する。

県の支援を受け2日付で設立した。資本金5千万円で、県内企業6社が出資。同行本店内に本社を置く。従業員数は当初は5人程度。社長には坪倉昭雄山口銀行前萩支店長が就任した。同行と県が2015年3月に結んだ地方創生に向けた包括連携協定に基づく取り組み。

加工食品や飲料、生鮮品などを対象に、ブランド化に向けた商品開発や営業代行、販路拡大などが主な業務。こだわりの県産品を集めたブランド「やまぐち三ツ星セレクション」を立ち上げ、11月中をめどに萩産の夏ミカンの皮を素材にした菓子など10品目程度を販売する。売り込み先は百貨店や高級スーパーなどを想定。3年後に30品目に増やし、将来的には工芸品なども扱う。

設立記念式典が11日、下関市竹崎町の同行本店であり、吉村猛頭取や村岡嗣政知事ら約50人が出席。吉村頭取は「県内は地域資源が豊富だが、首都圏での売り込みに困っている生産者も多い。地域の魅力を首都圏をはじめ国内外に発信し、地方創生に結び付けたい」と意気込みを示した。村岡知事は「人口減少に直面する中、山口県の素材を県内外に展開し、地域の『稼ぐ力』を上げることが重要」と述べた。

地元特産のジネンジョを使った商品を「三ツ星セレクション」として開発した柳井市のこんにゃくメーカー、エムテックスの原田浩治社長は「首都圏での飛び込み営業などは難しい面があったので、県を挙げての地域商社のお墨付きがもらえることはうれしい」と期待した。
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