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近海郵船「ましう」進水 三菱重工下関、来春引き渡し
2017年10月25日(水)掲載
海面に向かって船台から滑りだす大型貨物船「ましう」=24日、下関市
トレーラーや車両などを運搬する大型貨物船「ましう」の進水式が24日、下関市彦島江の浦町の三菱重工業下関造船所であった。来年3月に船主の近海郵船(東京)に引き渡され、茨城・常陸那珂港と北海道・苫小牧港を結ぶ定期貨物航路に就航する。

近海郵船主要顧客のホクレン農業協同組合連合会の内田和幸会長が命名。新しい船は支え綱が切断されると、ゆっくりと海に向かって滑りだし、関門海峡に浮かんだ。地域住民ら約400人が見守った。

既存船が建造から20年近く経過したことや競争力強化などによる代替え船で、全長約180メートル、総トン数約1万1200トン。総トン数換算で既存船の約1.3倍に大型化し、トレーラーをこれまでより約30台多い約160台積載できる。プロペラの後ろにできる水流のエネルギーを吸収して推進力を高める装置など省エネに配慮した設計も採用した。3月に着工し、建造費は非公表。

三菱重工業船舶・海洋事業部企画管理部の足立浩康次長は「長距離ドライバーの人手不足などの問題を背景に海上輸送の役割が見直されている。輸送手段をトラック輸送から鉄道・船に切り替える『モーダルシフト』に貢献したい」と話した。
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