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トクヤマ営業利益最高 9月中旬連結、電子材料が高水準
2017年10月28日(土)掲載
周南市の総合化学メーカー、トクヤマは27日、2017年9月中間連結決算を発表した。純利益はトクヤママレーシアの譲渡損により前年同期比99.1%減の1億7400万円となったものの、営業利益は同7.1%増の188億7800円で過去最高を更新。13年10月以来4年ぶりに1株あたり2円の中間配当を復活させた。

売上高は前年同期比2.5%増の1461億6600万円で2期ぶりの増収。経常利益は同8.2%増の156億9700万円で2期連続の増益。石炭や国産ナフサなど原料価格上昇によりコストがかさんだ一方、カセイソーダの販売価格の引き上げやセメントの販売数量増などにより好調となった。

部門別にみると、化成品は売上高が同11%増の433億円、営業利益が同17%増の69億円。カセイソーダと塩化ビニルモノマーはアジア市況の回復を受け価格上昇し国内と輸出の販売数量増。塩化ビニル樹脂も堅調に推移した。

特殊品は売上高が同14%減の272億円、営業利益が同30%増の43億円。トクヤママレーシアの売り上げが59億円減少したため売上高は減少したが、多結晶シリコンやICケミカルなどの電子材料は、価格と販売量ともに高水準を保った。

セメントは売上高が同7%増の425億円、営業利益が同40%減の22億円。東京五輪によるインフラ関連工事が本格化し、国内向け販売数量が増加。建設ラッシュのシンガポールや香港などアジアでも需要が増え輸出増となった。

ライフアメニティーは売上高が同1%減の253億円、営業利益は同47%減の14億円。歯科器材は海外向けの販売が好調で増収となったが、医薬品減薬や微多孔質フィルムは減収となった。

通期の業績予想に変更はない。
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