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東ソー、純利益が過去最大 石油化学製品価格上昇などで
2017年11月1日(水)掲載
周南市に主力事業所を置く総合化学メーカー、東ソーは31日、2017年9月中間連結決算を発表した。純利益はナフサなどの原料価格上昇による石油化学製品の価格上昇などが要因となり、前年同期比62%増の403億1200万円で3年連続となる過去最大の増益となった。

円安による16億円の為替差益などがあり、営業利益は同31.9%増の545億100万円、経常利益は同59.1%増の582億6400万円で、いずれも3年連続過去最大を更新。売上高は同16.2%増の3916億6千万円となった。

部門別にみると、石油化学事業は売上高が同21.8%増の888億9700万円、営業利益が同40.9%増の102億7500万円。ナフサ価格上昇によりポリエチレン樹脂の価格が上がったほか、クロロプレンゴムの海外向け出荷が増えた。

クロル・アルカリ事業は、売上高が同23.7%増の1560億1100万円、営業利益は同85.7%増の249億200万円。塩化ビニルモノマーや塩化ビニル樹脂は、中国などのメーカーのプラントトラブルやハリケーンの被害などにより海外市況が回復。加えてインドや中国などの需要が旺盛で製品価格と販売数が伸びた。

機能商品事業は、売上高が同11.6%増の918億9400万円、営業利益は2.5%減の178億5500万円。石油化学触媒用ハイシリカゼオライトの北米向けの出荷が減少。歯科材料用ジルコニアや半導体装置向け石英ガラスは出荷が増えた。

エンジニアリング事業は、売上高が同4.8%減の348億6800万円、営業利益が同80.8%減の2億800万円。水処理事業が国内と台湾で工事の遅れなどが影響し売上高が減少した。

通期連結業績予想は、純利益820億円(5月10日の前回発表予想比20.6%増)、営業利益は1180億円(同18%増)、経常利益は1200億円(同20%増)、売上高は8千億円(同3.9%増)に上方修正した。
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