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「朝鮮通信使船上関来航図」 世界記憶遺産決定で地元公開
2017年11月4日(土)掲載
世界記憶遺産の登録決定を祝って公開された「朝鮮通信使船上関来航図」=3日、上関町
「朝鮮通信使に関する記録」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録されることが決まったのを受け、上関町室津の町総合文化センターで3日、登録資料の一つ「朝鮮通信使船上関来航図」が限定公開された。実物を一目見ようと大勢の人たちが訪れ、当時に思いをはせた。

来航図は1764年に制作されたと推定され、6隻の朝鮮通信使船が長州藩などの御馳走船に警護されて上関に入港する様子が描かれている。通信使船団の陣形や通信使を接待する港の警護、陸上の施設などが視覚的に表現され、随所に注記があるのが特徴。入港の様子を描いた絵図は数点しか確認されておらず、記録画として貴重という。

資料は超専寺所有の町指定有形文化財。同センターが保管し、普段はレプリカを展示する。世界記憶遺産の登録決定を祝い、同町は2カ所に横断幕を設置し、大勢の町民らが訪れる3日開催のイベント「愛ランドフェア」に合わせて1日限定で実物を公開。町内の歴史研究グループ2団体が解説し、訪れた人たちは熱心に眺めていた。
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