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山口FGが最高益 もみじ銀「のれん代」終了
2017年11月11日(土)掲載
中間期としては過去最高益となった連結決算を説明する吉村猛社長=10日、下関市
山口、もみじ、北九州の3銀行を傘下に置く山口フィナンシャルグループ(FG、下関市)は10日、2017年9月中間連結決算を発表した。もみじ銀の経営統合時に発生した「のれん代」(企業を買収する際に買収額が買収先の純資産額を上回る差額分)の償却費が前期で終了するなど経費の減少が貢献し、純利益は前年同期比10.9%増の187億8千万円となり中間期としては過去最高益となった。

経常利益は同8.2%増の272億900万円。のれん代の償却費がなくなったことや傘下3行のシステム統合時の初期費用の減価償却費が前期でほぼ終了したことに加え、金融商品などの手数料収入の増加なども寄与した。

一方、一般企業の売上高にあたる経常収益は同3.5%減の816億5500万円で3期ぶりの減収。日銀のマイナス金利政策の影響などで貸出金利回りの低下が続く中、貸出金残高は3行合計で約3500億円増加したが、株式等売却益などが減少した。

単体では、山口銀は2期ぶりの増収増益で、経常利益と純利益は過去最高となった。もみじ銀は3期ぶりの減収減益、北九州銀は2期連続の増益で純利益は過去最高を更新した。

山口FGの通期の連結業績予想は据え置いた。

吉村猛社長は「コストダウンなどで過去最高益となったが、本業の貸出金利の低下の基調は下げ止まっておらず厳しい局面にある」と指摘。地元の大企業を中心に設備投資などの資金需要が増加していることに言及し、貸出金量の増加により「金利低下を吸収できる環境に変わりつつあり、明るい兆しも少し見えてきている」と述べた。
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