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「幸せ、取り戻したい」横田めぐみさん弟、山口市で訴え
2017年11月12日(日)掲載
早期救出の大切さを訴える横田拓也さん=11日、山口市
北朝鮮による拉致問題を考える集会が11日、山口市で開かれ、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で拉致被害者家族連絡会事務局長の横田拓也さん(49)が「両親はいつまで命が続くか分からず一刻を争っている。早く家族の幸せな時間を取り戻したい」と早期解決を訴えた。

拓也さんはめぐみさんが拉致される数年前に萩市の城下町で撮影した家族写真を示しながら「またこのような形で萩を歩けたらいいなと思う」と話し、「風化することが一番怖い。一人でも多くの人に話を拡散してほしい」と呼び掛けた。

拉致被害者の松本京子さん=同(29)=の兄、孟さん(70)と、民間団体の特定失踪者問題調査会が「拉致濃厚」とする下関市の特定失踪者、河田君江さん=同(23)=の母、奈津江さん(75)らも登壇。河田さんは「拉致は重大な人権侵害。特定失踪者の家族も再会できるように力を貸してほしい」と訴えた。

集会は政府や山口県などが主催し、約500人が参加。松本文明内閣府副大臣は「日本国民が拉致への怒りの声を上げ続け、すべての拉致被害者の帰国実現への強い意志を示すことが問題解決の後押しとなる」、村岡嗣政知事は「横田さんと松本さんが拉致されて40年など節目の年に開催できるのは意義深い。皆さんの決意を高める機会となることを願っている」と述べた。
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