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「いじめだけが要因ではない」周南・高2男子自殺で第三者委
2017年11月12日(日)掲載
周南市で昨年7月、県立高校2年の男子生徒が自殺した問題で、県教育委員会が設置した第三者委員会の正副委員長らが11日、遺族方を訪れ、「いじめのみを自殺の要因と考えることはできない」とする最終報告書の内容を説明した。

関係者によると、いじめと自殺の因果関係などを調査した報告書では、無料通信アプリLINE(ライン)の生徒間のグループから突然外されたことなどを「いじめに該当する」と認定。「いじめが自殺に影響したか否かと問われれば、『影響した』」と指摘する一方、「さまざまな要因からなる複雑な事象で、一つの要因だけで説明できるほど単純ではない」とした。

遺族側は、今年7月に報告書とほぼ同じ内容の素案が示された後、原因の特定や学校側の責任の明確化などを求める意見書を提出していたが、報告書に要望は反映されなかったという。報告書は県教委が2日に届け、「内容を第三者に提供しない」などとする文書への署名を求めたが、遺族は署名しなかった。

報道陣の取材に応じた遺族は「報告書の内容には全然納得していない。いじめと教員の指導、配慮不足が原因だと思っている」と話した。今後は県教委の記者会見の内容などをみて、再調査の要請について判断するとしている。
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