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下関・東行庵で奇兵隊や諸隊士合同慰霊祭 詩吟奉納も
2017年11月12日(日)掲載
詩吟を奉納し、隊士らのみ霊を慰める清水流東行庵吟詠会の会員たち=11日、下関市
幕末の志士、高杉晋作が眠る下関市吉田の東行庵で11日、晋作とともに戦った奇兵隊や諸隊士の合同慰霊祭があり、関係者や地元住民ら約70人が参列した。

清水流東行庵吟詠会の会員らが隊士らをたたえる詩吟を奉納。参列者は松野實應兼務住職らの読経に合わせて焼香、手を合わせるなどして明治維新のために命を落とした隊士らをしのんだ。

東行庵によると、隊士の多くは10代、20代の若者だったため子孫がおらず、墓を守る人がいなかった。荒れ果てる墓に心を痛めた東行庵三世、谷玉仙尼が1971年から73年にかけて各地から隊士の墓を集めたという。以来毎年、晋作を弔う「東行忌」の際に一緒に供養していたが、1996年からは独立した慰霊祭を開いている。

東行庵世話人会の斉藤淳四郎代表は「隊士らのおかげで維新150年がある。功績を顕彰するためにも墓を守り続けていきたい」と話した。
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