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下関・宇賀の五穀豊穣祈願「菅公踊り」披露
2017年11月14日(火)掲載
伝統行事「菅公踊り」を披露する保存会の会員たち=12日、下関市
下関市豊浦町宇賀地区に約180年前から伝わる伝統行事「菅公(かんこ)踊り」が12日、宇賀ふれあいセンターであった「宇賀ふれあいまつり」で披露され、多くの地域住民らが楽しんだ。

菅公踊りは、地区で凶作が続いたため、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願して奉納したのが由来とされる。同町の本郷自治会が例年9月に近くの菅原神社で開く「菅公祭」で奉納している。宇賀本郷菅公踊り保存会の中塚求会長(67)によると、学問の神と呼ばれる菅原道真を祭る菅原神社に奉納したことから「菅公」と呼ばれるようになったとの説がある。

この日は、保存会の会員らが地域の子どもたちに興味を持ってもらおうと、ステージイベントの一つとして舞を披露。太鼓やかね、つえ、うちわなどを持った踊り子が楽器を鳴らしながら独特な足運びで踊ると、拍手が上がった。

本来なら子どもが踊り子として参加するが、少子化に加え時間的な制約で今年は大人だけで舞った。中塚会長は「一人でも多くの子どもに興味を持ってもらい、先人へ感謝し、自治会の連帯感を高める行事を継続させたい」と話した。

ステージでは、同町の湯玉浦が発祥とされる「大敷網漁」についての演劇や歌などの発表もあった。
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