山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

競 泳
男子100メートル自由形決勝で3位に入り、2位の選手と握手をかわす福重智成(新南陽)
福重(新南陽)自己新3位 男子100自
2016年8月20日(土)掲載
全国高校総体(インターハイ)第23日は19日、広島市総合屋内プールなどで水泳を行い、競泳男子100メートル自由形で福重智成(新南陽)が50秒79の3位に入り、前日の50メートル自由形1位に続くメダルとなった。

■目標達成、笑顔で表彰台

男子100メートル自由形の決勝を泳ぎ終えた福重智成(新南陽)には達成感があった。「50メートルで優勝、100メートルは3位以内」。シーズン当初から掲げていた全国総体での目標を達成し、笑顔で今大会2回目の表彰台に上がった。

各都道府県大会と地区大会で出した記録は出場者中1位。しかし、17日の200メートル個人メドレーを制している溝畑樹蘭(報徳学園・兵庫)は今季、高校生で唯一49秒台を出しており、全体3位で通過した予選後も「まずは2位を確保したい」と慎重だった。

「自分のレースをすることを意識した」。決勝は前半の50メートルを24秒41と自己最速のラップタイムを刻み、溝畑に次ぐ2位で通過する。「前半の50メートルは楽に行った」。後半は隣のレーンの選手と最後まで2位争いを演じるが、僅かに伸びを欠き、3位に。レース後は少し悔しそうな表情も見せたが、「最後のインターハイで最高の結果が出せた」と2日間を振り返った。

50秒79は自己新記録。大会前の自己記録51秒08は前日の200メートル自由形を制した岡本拓巨(野田学園)の51秒00に及ばなかったが、今回一足先に50秒台に到達。来月の国体で100メートルに出場する岡本に対しては、「プレッシャーをかけることが出来たかな」とはにかむ。
 
今後の主要大会のジュニア五輪や国体は、高校日本一になった50メートルが中心となる。「(50メートルでは)次も1位を取る」。最高の結果を残した全国総体だけで高校最後のシーズンを終わるつもりはない。

 
競 泳
男子50メートル自由形を制し、拳を掲げて喜ぶ新南陽の福重智成=広島市総合屋内プール
男子200メートル決勝で後続を引き離して優勝した野田学園の岡本拓巨=広島市総合屋内プール
福重、岡本V誓い果たす
2016年8月19日(金)掲載
全国高校総体(インターハイ)第22日は18日、広島市総合屋内プールなどで水泳を行い、競泳男子50メートル自由形で福重智成(新南陽)、同200メートル自由形で岡本拓巨が(野田学園)そろって優勝した。県勢の優勝は13年ぶり。

■男子50自 福重、後半に伸び「完璧なレース」
電光掲示が男子50メートル自由形決勝の結果を表示すると、4レーンの福重智成(新南陽)が水面をたたき拳を突き上げた。「信じられない」。競泳の県勢として13年ぶりの全国総体王者が誕生した瞬間だった。

昨年もこの種目で5位に入るなど前半のスピードは高校トップ級。一方で後半の泳ぎには課題もあったが、最終学年を前に泳ぎ込みなどで強化し、今季は100メートルでも全国屈指の記録を出すまでに成長。「(100メートルの記録が)自信になっている」と大会前から手応えは十分だった。

エントリータイムは1位、「七割くらいだった」という予選もトップタイムで通過した。決勝で狙うのは金メダルとナショナル標準記録の23秒11。スタートから飛び出すと一気にゴールへ。「昨年と違って今年は後半も伸びた」。記録は23秒20とわずかに目標には届かなかったが、「周りを意識し過ぎたところもあったけどほぼ完璧なレースができた」と大舞台で最高のレースを見せた。

中学時代は全国でも目立つ選手ではなかったが、高校に入って50メートルでは約1・5秒も自己記録を更新し、同世代のトップに立った。「東京五輪に向けて少しずつ記録を伸ばしていきたい。まずはナショナル記録を」と、これからも一歩ずつトップスイマーへの階段を上るつもりだ。

19日はエントリータイム1位の100メートル自由形に挑む。「自信はある」。両手を挙げて表彰台の頂に上がる福重の姿が2日連続で見られるかもしれない。

■男子200自 岡本、追随許さず先頭でゴール
男子50メートル自由形決勝から約1時間後の男子200メートル決勝で、再び山口県から王者が誕生した。「2人で優勝しようと話していた」。先に頂点に立った友人との約束を果たすべくレースに臨んだ岡本拓巨(野田学園)も見事、表彰台の頂に立った。

50メートルを制した福重とは小学3年からの友人で、ともに競い合ってきたライバル。中学、高校とともに全国大会で活躍、大会前の直前合宿では2人で全国総体優勝を誓いあっていた。

前日の400メートルは予選落ちだったが、200メートルは今季、自己記録を更新している岡本にとって400メートル以上に自信のある種目。予選は後半100メートルからペースを上げて唯一の1分51秒台で1位通過し、優勝だけでなく記録も狙っていた。

決勝は100メートルを54秒09で通過した時点でトップに立つと、後半100メートルでも他の追随を許さず先頭でゴール。優勝記録が目標としていた1分50秒を切るタイムに届かなかったこともあり、喜びを爆発とはいかなかったが「拓ならやってくれる」(福重)という友人の期待に応える力泳だった。

3年前に全国中学で優勝し同世代のトップに立つと高校1年でも長崎国体などで日本一になった。しかし、昨年はけがなどで伸び悩みも経験。その間に支えとなったのは両親やコーチ、友人らの存在だった。「また日本一になることができた」。表彰式では支えてくれた人たちからの祝福に、少し控えめの笑顔で応えていた。

 
競 泳
男子400メートル自由形で決勝まであと一歩と迫った野田学園の岡本拓巨=広島市総合屋内プール
男子400自 岡本、決勝までわずか0.08秒届かず
2016年8月18日(木)掲載
全国高校総体(インターハイ)第21日は17日、広島市総合屋内プールなどで水泳が始まり、競泳に400メートル自由形の岡本拓巨(野田学園)ら6人が出場したが決勝には進めなかった。水球の西京も1回戦で敗れた。

不完全燃焼の3分58秒29だった。男子400メートル自由形で上位進出を狙った岡本拓巨(野田学園)は、予選全体で10位と決勝まではあと0.08秒届かず。18日の200メートル自由形に雪辱を期す形となった。

今季の高校ランキングは10位台だが、自己記録の3分54秒83は優勝も狙える高水準。3年前の全国中学と2年前の長崎国体で優勝しており、今回も視野に入れていたのは表彰台の頂点だった。

過去2年、200メートル自由形は決勝に残っているが400メートル自由形は予選を突破できていない。今回は序盤から先頭でレースを引っ張ったが、中盤でペースを落としてしまう。残り100メートルで追いすがったが「落としたペースを上げることができなかった」と悔いの残るレース内容でゴールした。

18日は全国ランキング1位の200メートル自由形に挑む。今季、100メートルと200メートルで自己新記録を出している岡本にとっては、400メートル以上に有望な種目だ。「(200メートルは)思い切っていきたい。優勝はもちろん、記録も狙う」。すぐに気持ちを切り替えた。
戻る
山口新聞ホームへ










本ページ掲載内容の無断転載を禁じます。すべての著作権は山口新聞社に属します。
 Copyright(C)2008 Minato-Yamaguchi Co.,Ltd.
お問い合わせは電子メールyedit@minato-yamaguchi.co.jp