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セーリング
男子420級、FJ級で入賞
2017年8月17日(木)掲載
全国高校総体(インターハイ)第20日は16日、和歌山セーリングセンター沖でセーリングが行われ、山口県勢は光が男子420級で尾道佳諭・三浦匠組が4位、FJ級で小泉凱皇・河村諒組が5位に入り2種目で入賞した。

420級は3日目の第6レースを終えた時点で光がトップで、霞ケ浦(茨城)、慶応義塾(神奈川)が追う展開だった。16日の最終レースで光が12着に沈み、霞ケ浦や中村学園三陽(福岡)、西南学院(同)に総合順位で逆転を許した。

県勢はこの他、男子の聖光が420級で23位、同FJ級で13位。女子FJ級で初めて全国総体に出場した大島商船は17位で4日間の日程を終えた。

■男子・420級 最終レースで逆転許す
2年前に優勝、昨年は2位と好成績を収めている420級の光。昨年2位の立役者、三浦匠が尾道佳諭と組んで王者奪還に臨んだが、最終レースで逆転を許しリベンジを果たせなかった。

光は今大会、第1レースをトップで幸先良くスタート。その後は大崩れせずに上位に付いた。第6レースを終えて総合トップ、ポイント差なしで霞ケ浦(茨城)、1点差で慶応義塾(神奈川)が追う展開で最終第7レースを迎えた。

最終レース前、お互い攻めて行こうと話していたがスタートで出遅れる。「思っていたコースが取れなかった」(尾道)とライバルたちに先行された。12着に沈み、総合順位4位で大会を終えた。

コンビを組んで1年たっていないが「思ったことを理解して、考えて自分に伝えてくれる。頼りになる」(尾道)、「同級生で接しやすい。なんでも言いあえる」(三浦)と互いに信頼を寄せる。次の舞台は国体。悔しさを胸に国体連覇と今大会のリベンジに挑む。

■男子・FJ級 勝負どころで決められず
昨年11位だった男子FJ級の光。今年は小泉凱皇(3年)と河村諒(2年)のコンビが挑み、5位で全日程を終えた。小泉は「優勝を目指したが勝負に行かないといけないところで行けなかった」と悔しがった。

第4レースは進路妨害の失格を犯すが、他はほぼ一桁順位でまとめた。昨年秋からコンビを組む二人。小泉は「言わなくても自分の乗りやすいようにしてくれる」と後輩を信頼する。

小泉にとって、次戦12月の世界大会は高校で河村と組む最後のレース。「気持ちを強く、びびらず戦う」と心を鍛えて次戦に臨む。

 
なぎなた
大会2連覇中の優勝候補を相手に果敢に攻める長府の重本美樹=仙台市宮城野体育館
判定までもつれた試合で敗れ、惜しくも入賞を逃した長府の藤田梨央=仙台市宮城野体育館
重本、藤田あと一歩 長府の2人、8強目前で涙
2017年8月13日(日)掲載
全国高校総体(インターハイ)第16日は12日、仙台市新田東総合運動場宮城野体育館などで5競技が行われ、なぎなた個人試合の重本美樹(長府)と藤田梨央(同)は決勝トーナメント2回戦で敗退し、入賞を逃した。柔道女子70キロ級の尾潟和希(西京)は3回戦まで進んだが、8強入りできなかった。

■愛媛国体へ気持ち切り替え
個人試合で16強入りした重本美樹(長府)と藤田梨央(同)は決勝トーナメント2回戦で敗退し、8強入りはならなかった。

藤田は積極的に間合いを詰めてくる相手の攻めに苦しんだ。「自分は近い間合いが苦手なので」と、思うように技が出せずに劣勢にまわってしまう。懸命に戦い判定まで持ち込んだが、「負けたと思った」と結果は本人が一番分かっていた。

一方の重本は、大会2連覇中の優勝候補と対戦。積極的に攻めて勝利への執念を見せたが、「わずかな気の緩みを見せた瞬間に打ち込まれた」と重本。2本を奪われ、入賞目前で涙を飲んだ。

ともに秋の愛媛国体の代表選手に選ばれている。「入賞したかったけど全国で勝ったことは自信にして、愛媛国体に向けて頑張りたい」(藤田)、「今大会の反省を次の愛媛国体に生かしたい」(重本)と秋の大舞台に向けて気持ちを切り替えていた。

 
ハンドボール
チーム史上最高となる準優勝で大会を終えた高水の選手ら=県営あづま総合体育館
高水、諦めず準V
2017年8月11日(金)掲載
全国高校総体(インターハイ)第14日は10日、福島県営あづま総合体育館などで7競技が行われ、ハンドボール女子で初の決勝に臨んだ高水は佼成学園女子(東京)に17−31で敗れ、準優勝となった。男子は法政二(神奈川)が氷見(富山)に38―32で勝って初制覇した。

【評】高水はエース不在の中、懸命に戦ったが17―31で敗れて準優勝となった。前半6分までは2―2と相手に食らい付いたが、その後6連続得点を許すなど前半で12点差をつけられてしまう。後半に入ると徐々にリズムを取り戻し、エースの横田が7メートルスローを決めた後の後半21分から3連続得点を奪うなど粘りを見せたが、前半の失点が最後まで響き、悲願の初優勝には届かなかった。

■最後まで全力プレー
大黒柱を欠きながらも最後まで諦めない姿勢を見せ続けた60分間だった。準優勝は高水にとって過去最高成績。しかし、日本一を目指していた選手は試合終了後、悔し涙をこらえることができなかった。

「万全の状態でも厳しい相手」(西本昌豊監督)という春の王者との大一番。その場に前日の準決勝で右ひざを負傷したエースの横田希歩主将が万全の状態で立てないことは全員が理解していた。

選手の気持ちは一つだった。「全員で全力を出して戦う」(亀谷実加)。横田の代わりにコートに入った2年生の橘高由衣や前日に好守を見せたGK碓井鈴果らが体を張った守備を見せたものの相手に連続得点を許し、攻撃は相手の好守に阻まれるなど、前半30分でわずか4点得点に抑えられた。

それでも後半に入ると、「やってきたことが出せるようになってきた」(亀谷)。後半だけでチーム最多の5得点を挙げた亀谷ら3年生が活躍すると、下級生も最後まで諦めることなく全力でプレーした。

試合後、悔し涙が止まらない選手たちに西本監督が声をかけた。「泣くのはもう終わり、笑顔で表彰式に行こう」。「来年こそは日本一を」(橘高)と涙をふいて前を向いた選手たちは、監督の言葉通り笑顔で表彰式に臨んでいた。もちろん、胸を張って山口に帰るつもりだ。
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