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 東日本大震災の支援スローガンとして「がんばろう日本!下関から元気を!!」を掲げ、2011年5月2(月)〜4日(水)に下関市内で開かれる「しものせき海峡まつり」。絢爛豪華な衣装で大勢の観客を魅了する「先帝祭」上臈道中・参拝は、東日本大震災犠牲者への慰霊の祈りも込めて行われます。被災地への思いを胸に先帝祭に臨む5人の太夫を紹介します。
【5】傘留太夫 岩本真由子さん
2011年5月1日(日)付掲載
心を込めて果たしたい
天橋リハーサルに臨む岩本真由子さん(右)と、指導する花柳佳寿広師匠
「傘留としての貫禄と重みを表現したい」。15歳で振袖太夫を経験した下関市幸町の市嘱託職員、岩本真由子(花柳眞由駒)さん(23)は傘留太夫を務める。「先輩方の伝統を壊さないよう頑張る」と使命感に燃える。

視線の先にはいつも姉がいた。過去に2番太夫と傘留太夫を経験した真理子さん(29)だ。姉が2番太夫を務めたときは禿(かむろ)で付き添い「わたしもいつか太夫に」と憧れていた。姉の後を追うように、振袖と傘留を任された。

父母と祖母が日本舞踊をやっていたのがきっかけで2歳から花柳佳寿広社中に入門。京都の大学に通った4年間も帰省中は稽古に汗を流し、発表会やイベントにも積極的に参加するなど常に日舞は続けてきた。

佳寿広師匠は「お姉さんも立派に務めたので、傘留太夫らしく年季の入った落ち着いた参拝を見せてくれるはず。今年は東日本大震災もあったので、祈りの思いを込めて参拝してほしい」と期待している。

今春大学を卒業し、市観光政策課に勤務する。「大学で故郷を離れ、初めて下関はわたしの一部だと分かった。故郷に戻ってきて初めての大仕事。西日本から被災地に元気を送りたい」と意気込んでいる。
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