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四季風

2階の市長室から1階玄関まで、職員がずらりと並んで見送りの花道をつくった。大勢の市民も駆け付け、両手に持ちきれないほどの花束をもらった野村興児市長が笑顔で萩市役所を去った
▼1市2町4村で合併した新市の市長を3期、旧市時代も合わせると通算で6期24年にわたって「萩」のかじ取り役を務めた。選挙戦ではこの24年が「長い」と大勢の市民が審判を下した。「ほんとに?」。”アンチ野村“の知人も驚く結果だった
▼新しくかじ取りを担うのは藤道健二さん。27日に初登庁するが、選挙戦で訴えていたように人口減少など課題山積の萩市。新市長の「お手並み拝見」と言っておられるような悠長な時代ではない。本人はもちろん、選んだ市民も覚悟の船出である
▼元銀行員の新市長に行政経験はなく、能力も推し量れない。やがて発揮されるのであろうその時期までは職員の下支えが不可欠、市政の停滞は許されない。野村市長に鍛えられた萩市自慢の職員たち。気を引き締めて臨んでほしい
▼ただ気になるのは選挙中に藤道さんが「野村市政の24年間は失敗だった」と断じたこと。勢いが言わせたのだろうが、火種となってくすぶり続けなければよいのだが…。(幸)
2017年3月26日(日)掲載
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