中国の地方都市を歩くと、露店に小ぶりのスイカが山積みになっている。日本円で1個が40円くらい。その場で切ってもらい水分補給する。冷やしてなくても結構いける
▼中国のレストランでデザートに出るスイカの一切れは5ミリあるかどうかの薄さ。安いツアーだと割り当てが一切れだったりする。世界のスイカ生産量の7割を占める中国なのに、この薄さが悲しい
▼佐藤栄作元首相は子どものころ男3、女7人の10人兄弟で育った。その分、小さく切り分けられるスイカに、「大きくなったら丸ごと食べてやる」思いを抱き続けたのがこうじて大のスイカ好きになった
▼水が貴重品になるドバイではスイカ一個が3万円で売られたという。こうなるとスイカは資源の一つか!?『入門・資源危機−国益と地球益のジレンマ』(谷口正次著、新評論)の提言を連想する
▼スイカの縦割り理論である。地球をスイカに見立てて縦に5分割する。日本は極東シベリア、中国、東南アジアなどと同じ組で、五つの各エリアにあらゆる資源が分布、市場も均等に分けられるという
▼季節を感じさせる食べ物が少なくなったが、やはりスイカは「夏」である。極暑ほどに、スイカはうまく感じる。(佐) |