もう10年半も前になる。山口きらら博が開幕した当初の2週間、下関から阿知須までこの道を通って取材に通ったのを思い出す。山陽道の下関宇部線だ
▼だが宇部に赴任して、下関に用事があるときも山陽道を敬遠するようになった。ノロノロ運転に出くわした記憶が残っているからだ。高速道路ではあるが、時速70キロ制限。しかも片側1車線。片側2車線で80キロ制限なら利用頻度は増えるだろう。急ぎのときはかなり便利な道路になるはずだ
▼山陽道の利用を呼び掛け、下関分岐からの4車線化を促進しよう−という動きが先日、ついに地域住民から起こった。宇部市川上の高嶺自治会を中心に組織する宇部インター活性協議会の設立だ
▼会は、単に行政などに4車線化を要望するのが目的ではない。地域活力を強化し、市外から宇部に人を呼び込むのが主題。交通網が整備されたばかりに通過点となり、人が流出するようになった例はよく耳にする
▼同自治会は、ラッシュ時に混雑する幹線道路に右左折レーンを設ける働きかけや、宇部インター周辺の花壇整備などで実績がある。4車線化は、NEXCO西日本も前向きだというから期待は大きい。今後の展開が楽しみだ。(津) |