山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

東流西流
山口県内でまざまな分野で活躍している読者ら14人が、2カ月間交代でコラムを執筆。9、10月の顔ぶれは地蔵画家や木工家、着付師、地域おこし協力隊、会社社長など多彩です。

2017年10月17日(火)掲載
「延長戦」
北川 武典(山口市、徳地特産品販売所「南大門」所長)
 最近、お店に出ていると、お客さんからよく声を掛けられます。「毎週読んでるよっ!」。すごくありがたい言葉なんですけど…なんか恥ずかしいやら、プレッシャーやらで…「あ、ありがとうございます」としか答えられない自分がいます。声を掛けられるのはすごく良いことです。東京から来た私を覚えていただき、親しみを持っていただけていることが実感できます。
 地域おこし協力隊終了後に南大門でお世話になるきっかけも、南大門の前所長からのお声掛けでした。最初は、私でいいのかなと思いましたが、3年間地域おこし協力隊としてやってきて、まだまだやり残したことがたくさんあると感じていたので、南大門から声が掛かったことは大変光栄でした。自分がこれからも地域に居続けたいという気持ちと、地域の人が自分にいてほしいと思う気持ち、双方があったからこそ私は徳地で働き、暮らすことができています。そして、「徳地のブランド化」「PR」「地域おこし」「直売所のネットワーク化」。3年間行ってきたことの延長戦ができる。すごくありがたい話です。
 まだまだ挑戦は続きます。恥ずかしがり屋な私ですが、お店や町中で見掛けましたら、気軽にお声掛けください。よろしくお願いします。
プロフィール:きたがわ・たけのり。東京都出身。2013年に山口市地域おこし協力隊に着任、徳地の健康ブランドづくりに取り組む。今年4月から現職。山口市。41歳。
「重要文化財の意義」
山本 麻紀子(宇部市、市渡辺翁記念会館・文化会館館長)
 渡辺翁記念会館が重要文化財であるため、学芸員資格取得に挑戦しました。科目等履修なら1年間で取得できる!のキャッチコピーにとびつき入学。しかし1年目は仕事の行事と授業が重なり、あえなく履修を断念。翌年なんとか無事に資格を取得できましたが、期限間近にレポートを必死に仕上げたこと、今でも鮮明に覚えています。
 博物館学の博物館資料保存論では文化財の保存と活用を学びます。現在文化庁は文化財行政を見直し、従来の「保存・公開・継承」だけでなく積極的な活用を推進する、としています。
 文化審議会へも、これからの文化財の保存と活用の在り方について諮問しており、地域のアイデンティティーを確保し、地域の絆を維持していく上で、長い歴史を経て育まれてきた地域文化の精華である文化財はその核となるものであり、後の世代に確実に継承していくことが必要、と。審議内容の一つ「適切に保存管理しながら活用を図る専門的な人材の育成・確保や組織の在り方」についても検討を求めています。
 80年の歴史を市民と共に歩み、数々の経験と感動をもたらした記念会館は今でも現役の会館として大活躍中ですが、老朽化も否めません。取得した資格を役立てていかなければならないと思う今日この頃です。
プロフィール:やまもと・まきこ。国の重要文化財の渡辺翁記念会館などで館長を務めている。昨年3月に学芸員資格を取得。宇部市。49歳。
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