| 「ソチに向けて」 |
| 吉岡 賢一(岩国市、岩国エッセイサロン同人) |
| 世界の注目を集めた冬季オリンピックが終わった。アスリート達の目は早くもソチに向かって始動しているのだろうか。特に今回、自分の結果に納得いかなかった選手には当然ながら世界のレベルを今一度見直し、リベンジを目指して欲しい。100人に及ぶ選手団を派遣したバンクーバー。メダルの数は、銀3個、銅2個。残念ながら金はゼロ。メダルを獲得した25カ国のうち、メダル総数は15位。国別順位は20位という。この数字を満足と思うのか、更なる飛躍を誓う反省材料とするのか、議論の分かれるところかと思う。いずれにしても、100分の1秒を争う厳しくも微妙な世界。メダルに手が届かなかったから弱いのだ、と決めつける短絡的な発想は当たらない。しかし、「自分の持てる力は全部出し切ったから満足だ」という多くの敗者のコメントにはいささか抵抗をおぼえる。4年に1度のオリンピックという世界の頂点に向け、練習に次ぐ練習を重ね、精魂込めて挑んだのである。負けて笑っているより、泣いて悔しがる方が感動的だ。その時流す涙をみっともないなどとは誰も思わない。その悔し涙が、次への夢と希望を抱かせてくれる気がする。負けてこそ知る相手の強さ、世界の大きさである。ソチへ向けて、がんばれニッポン。 |
| プロフィール:よしおかけんいち。高水高校卒。日本製紙を定年退職後、宇野千代顕彰会、岩国検定実行委などに入会。岩国市。68歳。 |
|
| 「おもちゃ作りその後」 |
| 西村 誠(宇部市、NPO法人事務局員) |
その後、しばらくは本格的に作ることはなかった。子どもたちが小学校に行くようになると学校行事としてバザーがあり、我が家として何を出すかということで、その一つに木のおもちゃが候補に上がり、再度作ることになった。
何台かのダンプカーを作った。幅約13センチ、高さ約12センチ、長さ約35センチと結構な大きさだった。漏れ聞いた話だが、さすがに安い価格設定にはできず相応の価格が付いた。子どもたちは欲しがったが、親はそんな心積もりはない。バザーの終盤に価格が下がって購入ということで、子どもたちはダンプカーを握って離れなかったそうだ。
木のおもちゃのバラエティーを広げることにした。当時もう一つの趣味で盛んに作った鉄道模型からヒントを得て、簡単な小さな機関車と貨車を作った。材料は廃品利用ということでソウメンの空き箱が活躍。部品を一度に20〜30台分も作り、サブアセンブリーも10台程度作った上で完成品を作る方法でかなりの台数を作れた。姪の小学校のバザー品として出すなど提供先も広がった。
数が多くなると廃材も間に合わなくなり、寸法に合う板材をホームセンターなどで購入すると結構な値段になる。板材を自作するため、自動カンナや手動カンナなど電動工具が作業場に加わり、作業能力が向上した。 |
| プロフィール:にしむらまこと。NPO法人うべ環境コミュニティー事務局員。25年近く木工でおもちゃ作りが趣味。年100〜150個作製。宇部市。61歳。 |