山口新聞 ふるさと創生へ 県民とともに

東流西流
山口県内でまざまな分野で活躍している読者ら14人が、2カ月間交代でコラムを執筆。5、6月の顔ぶれは学習塾塾長、薬局経営、看護師、ミカン農家、障害者施設支援員など多彩です。

2017年6月25日(日)掲載
「言葉のちから」
住岡 修(防府市、地域おこし協力隊員)
 富海での活動内容を中心に、活動中に感じたことなどを書いてきましたが、早いもので最終回になりました。滞ることなく連載することができて安心しています。最後は、活動の面白さと難しさについて書きたいと思います。
 地域おこし協力隊として活動を始めてから、地域の方をはじめ、地元を元気にしたいと活動している人、藍に興味のある人など、多くの人と知り合えました。そして、自分だけではできないことも、その人たちとのつながりで、その道に詳しい人を紹介していただき、いつの間にか道が開けていきます。知り合えた方々への感謝と、道が開ける面白さを感じています。
 時にはうまく進まなくなることもあります。問題はさまざまですが、自分が何かに固執し考え方を変えられなくなっていることもあります。最近、「変わらないことにこだわるのでなく、変えられることに目を向ける」という言葉を耳にしました。問題にぶつかっても、そんな前向きな考えで前進していきたいです。
 人と接する機会が増えて感じたことは、言葉が前向きな人の周りには人が集まり、後ろ向きな人の周りからは人が減るということです。言霊と言いますが、その人の考えや気持ちが発する言葉から伝わるんでしょうね。言葉の力を感じます。
プロフィール:すみおか・おさむ。広島市出身で大分大卒。工務店勤務を経て2015年11月に同隊員として防府市富海地区に。藍による地域おこしに励む。40歳。
「座右の銘」
藤川 修三(宇部市、宇部商議所専務理事)
 「今日できることを明日に延ばすな」という英語のことわざがある。若い頃の私は、これのパロディー「明日に延ばせることを今日するな」を信条としていた。本質的に怠け者なので。
 ところが、ある時期からそんな悠長なことを言っておれなくなった。私は、元々ケミカルエンジニアであり、ものづくりの世界で生きてきたのだが、30代後半からは、工場設計・建設・試運転の連続で、殺人的な忙しさになった。月100時間残業なんて、そよ風みたいなものであったが、それはまた別の話。
 その頃、悟ったことがある。すなわち「頑張って仕事して、暇ができたら遊ぼう」というのでは、いつまでたっても休めない。「まず遊びの計画を立て、それに間に合うように頑張る」のが正しい。前者と後者では、仕事に対するモチベーションがまったく違ってくるのだ。かくして、私の座右の銘は「遊びに合わせて能率アップ」となった。
 近年、わがふるさと宇部は少子高齢化・中心市街地の空洞化が進んでいる。これを何とかしなければと、昨年4月に宇部商工会議所と宇部市が共同出資して、まちづくり会社「にぎわい宇部」を設立した。会社をつくったら、翌日からまちににぎわいが戻るわけではない。課題山積であるが、遊び心を忘れず、地道に取り組んでいきたいと思っている。応援をよろしく。
プロフィール:ふじかわ・しゅうぞう。宇部興産などでの勤務を経て2013年11月から宇部商議所専務理事。まちづくり会社「にぎわい宇部」の相談役も務める。66歳。
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