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東流西流
山口県内でまざまな分野で活躍している読者ら14人が、2カ月間交代でコラムを執筆。7、8月の顔ぶれは子育て応援団、医師、言語聴覚士、FMパーソナリティー、体験民宿代表など多彩です。

2017年7月2日(日)掲載
「まず、やってみる」
前村 知紀(防府市、潮彩市場防府駅長)
 2016年9月に道の駅「潮彩市場防府」に赴任し約10カ月が経(た)ちました。防府市の姉妹都市の広島県安芸高田市出身で、毛利氏に関しては、幼い頃から馴染(なじ)み深い環境で育ちました。
 潮彩市場防府がターゲットにしている広島西部の五日市に自宅があり、妻と娘、1匹の犬を残し、単身赴任で「覚悟」を決めて防府に来ています。かつて九州への出張が月に2、3回ほどあり、広島に帰る途中で防府市にもよく立ち寄っていましたが、まさか、働くことになるとは思ってもいませんでした。このご縁を大切にしていきたいです。
 大学を出て、広島の地場大手小売業に就職。洋服が好きで婦人服店のアルバイトをしていたこともあり衣料品を希望しましたが、精肉の配属に。就職するまで包丁もろくに持ったことのない自分が肉をさばくことなど想像していませんでしたし、長靴を履いて白衣と三角の帽子をかぶって働くことに抵抗もありました。しかし、半年もすると肉も切れるようになり、発注を任せてもらうようにもなりました。主任代行として色々なことを経験していくうちに、仕事が好きになり、面白くなっていきました。
 最初は嫌だった精肉時代があったからこそ、今の自分があるのだと思うと何事もまずやってみることが大事なんだと思います。
プロフィール:まえむら・ともき。広島県出身。小売業社員として九州・中国地方で勤務。昨年9月に防府市の道の駅「潮彩市場防府」駅長に。同市鋳物師町。46歳。
「好機に捉える」
矢田 智美(下関市、市非常勤職員)
 「初挑戦」というものは、未知のものにワクワクするような半面、不安や心配、プレッシャーを感じさせる厄介なものだと思っています。
 2年前、母校の大学でOGとして学生に講話をしに行きました。人前で話すことがあまり得意ではない私にとって講話は初めての経験でした。恩師から伺った当初は驚きと不安ばかりでしたが、内容を聞いて、私にもできそうだと安易に思い、引き受けました。しかし、準備をしていくと、まとめ方や時間配分、話し方などなど、さまざまな課題が出てきます。資料が出来上がった時は達成感で自信が湧きましたが、不安やプレッシャーは消えることなく心中で渦巻いていました。
 講話当日、緊張はピークに達し、背筋はヒヤリと冷たく、頭も真っ白で講話に臨みました。結果、カンペを丸まま読みあげてしまったのです。時間内には収まったし、カンペは話し口調で書いていたものの、聞いている方はあまり面白くなかっただろうと申し訳なくなりました。
 初挑戦は結果が全く見えない、失敗の可能性が高い厄介なものです。ただ、知らなかったことを知ることのできる良い機会でもあるため、私はこれからもさまざまな初挑戦に臨んでいくことにしています。
プロフィール:やた・ともみ。下関市豊北町出身。福岡女子短期大卒業後2014年から土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム受付。同町。24歳。
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